今からでも思いっきり誉めてやりたいが、ふと、『お前はお節介だ』と己自身に言われた気がした。
「……」
夜中に寝ている少年を起こしてまですることではないかと、五十鈴は片羽を伸ばす。付け根をついばみ、羽を一本クチバシに加えた。
飛び立ち、窓のサッシに足をかけて、元から3cmだけ空いていた窓の隙間――五十鈴が鳥のままでも楽に入ってこれるようにと少年の心遣いが出ている隙間に羽を入れ、五十鈴はすぐに飛び立つ。
フクロウの羽。
不苦労と縁起物としてなる羽だが、まさか自身が縁起物だと五十鈴は思わない。
単に、『見たぞ』と『頑張ったな』の意味を含めて置いてきたつもりだった。
質素な贈り物でも少年は喜ぶだろう。
『喜んでくれた』と五十鈴が喜ぶことこそが価値ある贈り物だと、優しい少年は笑うんだ――


