『みんなの絵心、自然部門/優秀賞』
小学校の絵画コンクールで出した絵が表彰されたらしかった。
テンプレート通りの文でも、そこに少年の名が書かれば、少年が優秀だから褒め称えられていると五十鈴は我がことながら喜んでみせた。
くわえて、その絵。
五十鈴は覚えている、『あなたをかいていいですか』と自然をテーマに止まり木にいるフクロウ(あなた)を描いてみたいと言った少年のことを。
「……」
二倍に嬉しい。
人状態ならば、スキップしたかもしれないが、少年を起こすかもしれないから鳥状態で良かったと少しだけテンションを落ち着かせる。
ホーと小さく鳴いて、五十鈴はあることに気づいた。


