死神の邂逅



足を運ぶと言っても、今は夜中。部屋の中にいる子供も布団を敷いて寝ていた。


その寝ている姿だけ確認したかった五十鈴。“ゆっくり眠れている”ということが分かっただけでも安心できた。


しばらく会えずにいたから気になってはいたが、先ほど、この少年を顔を思い出したさい――頭の中の少年は泣いていたのだ。


今は少しだけ成長して、泣くこともなくなったのだが、当初からの印象が五十鈴の中では拭えずにいた。


泣きたくなるようなことをずっとされている少年。


だから思い返した少年は、また何かされたのではないかと不安になり、そのままここまで飛んできてしまった。


もっとも、全ては杞憂。また自身のお節介ぶりを思い知らされたかと、五十鈴は帰ろうとしたが――窓に貼られた紙が気になった。