「だからそれをどうやるんだと聞いている」
「やることは決まってんだろ、呪法師だぜ、俺。手段は呪いだ。誰かを犠牲にして、俺は体を元通りにしていくだけだよ」
「呪いなのか、それ」
「類感呪術の応用だ。『似るものはとことん似る』ってな。藁人形の場合は『似ないからこそとことん似よう』とするが、その特性を使ってやる。俺を藁人形に見立てて、誰かの体を模範してやんよ」
「お前は釘を打たれたいんだな」
「藁人形だけ抜き取んなっ」
「しかし、誰かを模範するなら犠牲になる奴なんかいないと思うが」
「模範するだけで済むんだったらな。やることは呪いだぜぇ。誰も傷つかず、何も失わずでハッピーになるなんてあり得ないね。ま、俺の都合良いように呪いつくっから、傷つき失うのは誰かなんだけどねー」


