死神の邂逅



「五十肩になっただけかよっ」


「いや、五十肩ほどのものではないな。痛くて上がらないではなく、上げるのが億劫なんてダルさだ」


「しょぼっ」


「しょぼくなどない。そもそも寿命ない僕に体質変化があるのがおかしいんだ。壊れるまでとは程遠いが、『ガタがきた』でさえも本来ならばあり得なかった。

一万年削って、永久を捨て、余命を持ってしまった代価だな。使わなければエネルギーはそのままで、僕は何もしなくて生きられた。

不変ならば停滞。恒久的に変わらず在り続けることができるが……」


それをしてしまう僕はやはり損な役回りだと、言葉の締めを聞く前に藤馬が口を挟んだ。