死神の邂逅



がーっと怒鳴る五十鈴に呆気に取られて呆然となるのは藤馬だけでなく、さざめきさえも。


そんな二人を見向きもせずに、五十鈴の怒りマークは二つに増えた。


「お前らの話などちんぷんかんぷんだが、それでもこの男はお前を救うんだろ、そうなんだろう、そこの眼鏡!」


「あ、ああ……」


「そうしてお前は、この男に助けなければ死ぬんだろう!違うのか、包帯!」


「い、いや……」


「なら話は早いじゃないか!ぐだぐだと喋ってないで、やることを、してもらうことを、さっさとやれしろ!死ぬか死なないかはっきりしろ、私は忙しいんだ!死人以外に時間を使っていられないんだっ。使うとしたら――」


と、これは言うべきではないかと、五十鈴は頭に出てきたとある少年を隅に置いた。