先ほどから二回目の持ち上げだが、レンズの厚さのせいで重く、鼻頭を挟むパッドの不可が大きいようだ。
眼鏡を外しはしないも、くぃっと持ち上げる度に目を細めて痛そうにしている。
「僕がお前を助けるならば、それこそ何かしらの理由がなければやらない。利益も含み、やらなければならないと、お前への嫌悪を無視してまでする強制性すらも欲しい。
――が、あまりにもなさすぎる。こうして喋る時点でも、ずいぶんと妥協したものだ。そこは僕の優しさと、お前の死に損ないぶりに見応えがあるからだ。おもしろ100%」
「優しさどこ行ったっ」
「内訳、ざまあみろ40%。いい気味30%。愉快30%。――優しさ、ワースレス」


