死神の邂逅



「無償で優しくされたら無性に好きになっちゃうー、というわけか」


「年頃の女子かよっ」


「お前風に言えば、『ばっ、優しくすんじゃねえよっ。俺はワルなんだから、そんな無償な優しさ受けちまったら、いつもの俺じゃ……なくなっちまうじゃねえか、よ……』と、自身のステータス変化にどきまぎしてしまうのか」


「なんて迫真の演技!?やめろやっ、俺のキャラを弄くり回すんじゃねぇ!」


藤馬声真似さざめきが地声を取り戻すために、咳払いをした。


「お前を助けてお前に惚れられては、あまりにも“五番目”が可哀想だからな、お前の意見を色んな意味で汲み取り、“五番目”は呼ばないでおこう」