死神の邂逅



「だいぶ前に会ったきりだが、それでも僕がお前を嫌いと分かるはずだ、同時に助けてと言っても助けないことだって。

適任者ならば……ああ、“五番目”あたりか。会ったことあるだろう、お前も。“五番目”――彼女ならば、怪我人を放っておけない。

あれはなかなかの救世主であり、偏った聖人君子だが、『助けて』という死に損ないを放置などしないのは確かだ。どんなに嫌いな奴でも、お前みたいな奴だろうとも、“五番目”はちょちょいと治してくれるだろうに」


「ハッ、あの女に“貸し”なんか作りたくねえんだよ」


「誰かに助けてもらったところで、お前は『当たり前のことだ』とか、助けた本人に『俺を助けられて良かったな』と大口叩きそうだがな」