隣の席


「大した事無いけど…」

「ええよ、聞きたい。なぁ?」

「聞きたいわ、俺らも」

畑たちが同意を返してくる

「…お前らみたいなさぁ、生徒を纏められる先生らに憧れてん。

それに教師の言葉って責任有るやろ?」

生徒の進路を決めてしまう可能性が…
そんな責任重大な職業に憧れた。

と、佐々木が言い終わった

確かに先生らって、どんなに呆れも俺らに付き合ってくれたよな…

卒業間近になって…ありがたさに気づいた
やっぱり俺らは沢山の人に支えて貰ってる

その事実にただ嬉しかった

期待を裏切る訳にいかないな、と俺らは再確認した