「いいな。それ」 「そやろ」 ニカッと笑って佐々木の肩を叩く 「けどな…最後とか言うな」 「え?」 「俺は卒業してもお前と連むつもりや」 「……そっか。うん、そやな」 会えないなら会いに行くよ 「…それだけはほんまやから」 静かに佐々木が言っていた そして聞き間違いかも知れないが佐々木の声が震えていた気がした この時から俺らは佐々木の様子がおかしいことに気づいていたんだ