バタバタとA棟からB棟まで走る
すると佐々木が急に止まりやがった
「うおっ!?ちょっ…」
ボスンと佐々木の背中に当たる
「何?どないしたん?」
「…どないしたんちゃうわっ!?あほかっ!!」
「い゛っ!?」
キーン…と佐々木の声が頭に響く
ぐらぐらする頭を抑えながら佐々木に反論する
「確かに俺が悪かったとは思うが、謝らんっ!!」
「なっ!?おまえなぁっ!!」
「謝らんったら謝らんっ!!」
「人が心配して…」
「俺だってお前が心配やったんやっ!!」
ポロッと口から零れた言葉に佐々木が絶句した
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