「大丈夫?あんた倒れたんやで」

おかんが頭を触りながら俺に問いかけた

「ちょっと頭痛い…かな?」

「体育館の床に頭打ったらしいからなぁ…
ご飯食べれるか?」

「……うん。てか俺なんで倒れたん?」

「寝不足やってさ」

ご飯持ってきたるから寝ぇと布団に倒された

「なにが有ったんか知らんけど、頑張りや」

うん、と呟いて布団に顔をうずめる
選ばなあかん、ちゃんと

ピロリロリン♪)

「ん?……夏輝ちゃんか
明日の飛行機、8時に乗ります…か」

ケータイを閉じて目を瞑ると佐々木たち、学校の先生、夏輝ちゃん

色んな人が浮かぶ

「選べんわ…あほ…」