「………い゙っ!?」

夕べのことを考えて足を踏み出したら思いっきり椅子にぶつかった

「あほやろーっ!!」

「明日卒業式やぞ
そんなんで大丈夫か?」

「平気や、平気」

へへっと笑って誤魔化す

だいじょーぶ、平気…平気じゃないだろ?と声がする
怖い、選べない、辛い、しんどい、助け……て…

ぐにゃり、と視界が歪み佐々木たちの声が遠くに聞こえる

「……っ!?…ぁ……」

頭に衝撃が走って目の前が暗くなった