意地悪で、勝ち誇ったような笑みで笑う。
うぅ……悔しい。
あたしばっかりドキドキしてる……!!



「何や?何か言いたいん?」


余裕な表情でニッコリ笑って。
さっきの、可愛い高杉くんはどこ行ったんだ~!


「…別に、無いけど…」
「……けど?」
「…優しく、してね…?」
「……(ドキューーーンッ)」



……ん?今何か、変な音が……。


首を傾げるあたしに、高杉くんは耳元で、


「…今のはアカン。乃亜可愛すぎるわ」
「へっ……」
「……やっぱ、保健室行こ。先にちゃんとした消毒せな」


まるで自分を落ち着かせるかの様に、高杉くんが呟いて。
あたしも大人しく付いて行くことにした。
珍しく、真っ赤な高杉くんが嬉しくて。
愛しくて、もっと触れたくなった。










……その後、保健室で消毒したあたし達がどうなったかは、秘密です♪