感情が無いのは寂しくもなんとも無いよ。



 だって感じないし―――。



 まぁ、楽っちゃ楽だし。



 でも時々気になるんだ。



 たまに来る近所の男の子。



 人間なのに、笑えるのに、笑わないんだ。



 そんな時、一瞬だけ感情らしきものが芽生える。



 笑ってほしい。



 そして―――



 私も―――



 ―――また昔みたいに笑いたい―――。