プレイボール~始まりの合図~

僕は、今日の出来事を2人に説明した


「それは、誠が悪いわよ。ちゃんと皆に謝ったんでしょうね!」

母さんの顔がみるみる怖くなっていく。

「謝ってない。悪いって思ってないもん。」

そうだ、僕は悪くない、謝る理由なんてない。


「誠…」

すると、父さんがゆっくり話始めた。
いつもみたいに、父さんは僕をかばってくれる

そう思ってたのに


父さんから出た言葉は、僕の期待を大きく裏切った。


「今のままじゃ、もう野球を続けさせない。」


ゆっくりお茶をゴクリと飲むと、いつもの優しい顔の父さんじゃなかった・・・