「緊張しているのか?」

ヒロシは尋ねてきた

「わかんない。でも、足が震えて…」


--パン!!


お尻が軽い衝撃がはしった


「楽しもうぜ!初めての試合なんだんだから。」


ヒロシは笑って言いまた元のホームベースまで戻って行った

楽しもうぜ…


そうだ、初めての試合なんだ。
これでレギュラーが決まると思って自然と緊張していたのかもしれない


ヒロシの言葉で足の震えがおさまった


「よし!しまっていこう!」


僕が言おうとしたセリフをヒロシに盗られた・・・


「おう!」

こっちも気合いが入っている


もう一度、大きく深呼吸をしてヒロシ(キャッチャー)を見た