そんな事を考えてるうちに、あっという間に僕達白組の攻撃は終わっていた



「おい!マコト!何ボーっとしてるんだよ!」


ヒロシは、僕のグローブを持ちそれで頭を小突いた


「あ、悪い。さあー今度は僕達の番だな。」


そっとベンチを立ち、マウンドにゆっくり向かった


ヒロシからボールを受けて取り、ゆっくり深呼吸をする

でも、抑えきれない感情が込み上げてくる

足もブルブル震えだした

その姿を察知したのか、ホームベースに居たヒロシが僕に向かって走ってきた