「おはようございます。」


そこには僕を迎えに来たヒロシが立っていた。


ヒロシはすっかり野球モード。いつ揃えたのか知らないが、赤いグローブを左手に持ち、バットは右手、まだチームのユニフォームはもらってないから、服装は動きやすいジャージ 。

やる気がひしひしと伝わってくる。


「じゃあー行ってきます!」


僕も動きやすい格好で、青いグローブを持ち僕らが入るチームが待つ近くのグラウンドまで向かって行った。