僕は、到着すると同時にドアを開け外に飛び出した。


「父さん!早く、早く!」



「誠!待ちなさい!そんなに急いでも球場は逃げないよ!」

浮かれきっている僕にそう言って、父さんは慌ててドアを閉めた。



「よし。じゃあー行こうか☆」


父さんはそう言って、そっと僕の手を掴み僕達は、球場へ向かって行った。