猫を捕まえるのは簡単だった。 だけど下を見た瞬間、あたしってバカなのかな?って思った。 怖くて降りられない…。 授業開始のチャイムが鳴って、下を見ても降りられる気がしなくて。 泣きそうになりながら必死に木につかまっていた。 その時、君はヒーローみたいなタイミングで。 「お前…何してんの?」