急いで新しいワンピースに着替えて外に出た。



「先輩っ」



先輩の私服は、それはそれはカッコ良かった。



「何、見とれてんの?」


冗談っぽく言う先輩に図星をさされて、


「先輩があたしに見とれてるんじゃないのー?」


ってあたしも冗談でかえしたのに。



「うん、可愛い」



なんてらしくもなくサラッと言っちゃって。



“彼女”ってやっぱり特別なんだなぁ…

なんて実感した。