「ね、キミ可愛いね♪」 席を立ったところで男の人に話しかけられる。 「え…」 「一緒にどっか行かない?」 可愛い、わけないじゃん。 どうしようかと困っていると、後ろからグイッと腕を引っ張られる。 「触んな」 大好きな叶斗の怒った声が、頭上から聞こえる。 叶斗に引っ張られるようにしてついて行く。