「そんなこと言ってないです!」 「じゃあいいだろ」 そう言ってまた、あたしの膝に頭をのせた渡瀬先輩。 「もぉ…」 ホントは、全然怒ってないくせに、ちょっと呆れたふりをしてみる。 俺様で、強引で、ちょっと子供っぽい。 先輩は、あたしをどれだけ夢中にさせるつもりですか?