「うーわ!朝から見せつけてくれますね、嫌がらせですか?」 頭上から降ってきた声に驚いて、輝先輩から離れた。 「な、南波くん!」 「おはよう唯衣ちゃん♪」 唯衣ちゃん!? 「おい、何勝手に名前呼びしてんだよ」 「いいじゃないスか、余裕ないですね渡瀬先輩」 「…チッ」 2人の間に散る、見えない火花からさり気なく遠ざかった。 怖い…いつも優しい南波くんが怖いっ!