『せんせい!ひーくんからのおてがみは?』
『持ってきたよ~』
《ゆーちゃん げんき?大すきだよ。いつかけっこんしようね》
漢字の少ない、小さい子の字で書かれた手紙を幼稚園の先生に渡された、幼稚園生のあたし。
『せんせい!ひーくんがけっこんしてくれるって!』
『良かったね、唯衣ちゃん♪』
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目覚ましの音で、懐かしい夢は終わりを告げた。
「夢…か」
きっとこんな夢を見たのは、きのう友達と
“初恋って特別だよね”
って話をしたから。
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