パーフェクトキング~俺様なヒーロー~




「クソッ……」




どうしたらいいんだよ?



「渡瀬!次色別リレーだよ、出番でしょ?」




そう言われて、慌てて入場門に走った。




そして入場門で気づいた事。




「…マジで?」



南波と走るみたいだ。


たまたま休みが出て、代わりに二回走ることになった俺は、真ん中と最後に走る。



真ん中の方が南波と、みたいだ。



最悪…絶対負けたくねぇ!



押し付けられて走ることになったリレーだけど、負けられない理由ができた。