パーフェクトキング~俺様なヒーロー~



「あー、眠っ」



座ってるあたしの膝に先輩が頭を乗せてくる。



「えっ…渡瀬先輩?」



「床硬いから膝枕して」



ドキドキして何も言えなくなる。



近くにいると香る香水とか。

膝にあたる髪がくすぐったいし。

無防備な寝顔なんか見せないでよ。



誰にでもこういう事してるんだから。



期待なんかしちゃ…いけないんだから。