パーフェクトキング~俺様なヒーロー~




夏休みはとっくに終わったというのに、ギラギラ照りつける太陽。



「あっつー…」



窓から射す西日を浴びながら放課後、体育祭で使う旗を実行委員で作る。


思っていたより忙しい実行委員は、輝先輩と話す事はめったに無かった。

まあ、同じ実行委員だから顔を会わせることはしょっちゅうだったけど。



新奈先輩と輝先輩が仲良くなっていくのを、あたしはただ見てるだけだった。