すると、目の前に不意にできた影。 拾い集められていくプリント。 輝先輩。 「何、これみんなに配ればいいの?」 プリントをヒラヒラとさせる輝先輩。 うれしくて、うれしくて、苦しくて。 嫌われたくない。 そばにいたい。 大好き。 新奈先輩と何話したの? 新奈先輩のこと好きなの? 付き合ってるの? 交差する想い。 あたしが言ったのは 「いい、1人でできる」 だった。