パーフェクトキング~俺様なヒーロー~




「ごめん…あたし、ちょっとずるかった。ホントは昨日も仲のいい2人に嫉妬してたの。ちょっとでも焦ってくれたらな、なんて思ってた…」





ごめん、手洗い行ってくるね。って席を立った新奈先輩の瞳に浮かんだ涙。


あたしはどうすればいいんだろう。




優しくて、綺麗で、みんなの憧れで、あたしも大好きで、そんな新奈先輩を。



傷つけたのは、あたしなんだ。