「…先輩も言ってよ」 少し拗ねたような唯衣の声。 「やだ」 「先輩、全然言ってくれないじゃん!」 「そうだっけ?」 なんてとぼけてみると、 「もー…」 って怒る唯衣が可愛くて 「好きって…んっ……」 唇を塞いだ。 必死に俺の服を掴む仕草が、どれだけ俺の理性を溶かすかわかってる? 笑顔で南波に笑いかけるお前に、どれだけ妬いてるかわかってる?