「いらっしゃいませー」



聞き慣れたセリフに、何気なくドアの方を見ると。



「南波くん!?」


「あ、篠原!」




南波くんと、可愛い女の子が入って来た。


中学生…くらいかな?



まさか彼女!?


南波くんの彼女ってもしかして中学生!?



たった数秒で、ここまで妄想を繰り広げた自分に拍手を送りたい…。


…まぁこの妄想も


「あ、こいつ妹の莉桜」



と言う言葉で打ち砕かれた訳だけど。