パーフェクトキング~俺様なヒーロー~






「俺様で、強引で、たまに甘々で、優しくて…



他の男の子と仲良くなったらヤキモチ妬いちゃうくらい、あたしの事大好きなとこ……です!」





言い切ってから、渡瀬先輩の方を見る。


先輩は顔を赤くして、


「バカやろ…」



って呟いてた。





これだけで想いが通じ合った気がする。


会場は相変わらずザワザワしてる。



不思議だね。



さっきまで沈んでいた気持ちは、いつの間にか急上昇。



ひとつだけ変わらないのは


あたしの頭の中は、いつだって先輩一色


って事だね。