パーフェクトキング~俺様なヒーロー~




「何その服」



あ…やっぱり似合ってないじゃん。


だから着たくなかった。



「これ、は…」



「誘ってんの?」



そう言った先輩は、あたしの太ももを撫でた。



「やっ…」



ビクンと反応した身体に、恥ずかしくなる。




「無防備すぎなんじゃねぇの?…そういう服着てるとさ…」


今度は深いキス。



「っん…」




「こういう事…簡単にできんだよ」





「先輩…?」



「…南波に隙見せんなよ」



それだけ言って歩いて行っちゃった先輩。


南波くんに…隙?


もしかしてヤキモチって…自惚れていいのかな?