といっても、着いたのは部室を出て数歩歩けば着く階段。

今は放課後ということもあって廊下は人通りも少なく、吹奏楽部の音が響いています。



「いきなりごめんな。」

「いえ…。それよりどうしたんですか?」

「ホントくだらないことなんだけどさ…」


冬真くんの話を聞いているとどうやら、
私と話してたのに途中で恵里先輩が入ってきて、私の気がそっちに向いてしまったのがなんだか嫌だったみたいです。