「あのさ、また例の子が俺の話を聞いてくれてないみたいで、すごく寂しいんだ…」


「大変ですね…。
私、その子のことは知らないのでどうにもできないんですが、
清水くんはそこで話すのを諦めないでくださいね！

いつか聞いてくれるようになりますよ！」


「そうかな？じゃあ頑張ろうかな。」



はい！
その意気ですよ！


いつか気づいてくれます！




…………でも、その子って女の子じゃありませんよね？

だけど男の子をその子なんて言いませんよね？



「清水くん、その子って男の子ですよね？」


「ううん。かわいい女の子。」




なんですってー！！

かわいい女の子って…


たっくさんいますよ！
亜依ちゃんだって、奈乃香ちゃんだって春南ちゃんだって…



「清水くん…

私のこと嫌いにならないでください！」


「！（えっ！？）」