「まぁ、これからだよ清水くん。
汐莉はそのうち慣れるだろうから。」
亜依ちゃんもフォローしているようで、
若干、清水くんにも笑顔が戻ってきました。
大袈裟ですね。(笑)
なんて1人でつっこんでるうちに
みんなは部屋へと進んでいったようで
扉の前には私と清水くんだけ。
また二人きりです。
「汐莉、ちょっとずつでいいから名前呼びしてほしいな。」
「はい、頑張りますね!」
清…じゃなくて冬真って呼ぶんですよね。
なんだかやっぱり緊張します。
「と、とう、ま…くん。」
「なに?」
「なに?」と言いながら、笑いをこらえてる様子の彼。
私、必死なんですよ!
「お誕生日おめでとうございます!」
「ありがと。」
―チュッ