「これからは私の心の準備が出来てからお願いします!」
「でも、そんなの分かんないよ?」
「えっと…
私が目を閉じて、清水くんの方を向いたら…」
「それってまさしくさっきの状態だけど?」
…………あ。そうですね。
でも、本当にそうしないとですね…
「やっぱさ、いきなりじゃないとつまらないでしょ?
だから俺はいきなりなんだよ?分かった?(笑)」
「はい…。
じゃあ、これからもよろしくお願いします。」
清水くんを見ながらそう言うと、顔を赤くしながら「こちらこそ。」と言われました。
そしてそのあと、「赤面の上目使いはヤバイって…」と言いながら、
顔が近づいて来ました。
「目、閉じるんだよ。」
「はい…。」
今度は心の準備、バッチリです。
清水くんの手が私の頬に添えられて…


