「あの~、どかないんですか?」


「うーん…。

あっ!冬真って呼んでくれたらいいよ!(笑)」



なっ……
私が言えないことを知ってて…


でもひらめいちゃいました。(笑)
私がずっと言わなければそのうちどいてくれるだろうと。


「もし2分以内に言えなかったら…

その時はお楽しみな!」


いやいやいや、でもこの体勢は私の心臓が持ちませんよね…


「まーだー?(笑)」


あっ!
じゃあ清水くんを見なければいいのでは?

そうとなれば清水くんがどいてくれるまで
目を閉じていようではありませんか!



そう思った私は目をぎゅっと閉じました。
清水くんを間近で見ないように。(笑)



そんなことにすっかり気が向いていた私は
清水くんの行動に気付くわけがなくて…