だけどどこにも見当たりませんよ、そんな子。


私が不満そうに清水くんを見返すと
ふっと笑いました。



その笑顔に疑問を持ちつつ、
森くんの話に耳を傾けました。


「こちらに立っておられるこのお方が
俺の彼女様の優姫です。」



こちらに立っておられるのが…

彼女様の…


優姫さん!?




えっ!
私の想像してたお方と全然違います!

女の子ですよね…?


「もちろん、女です!」


なんだか妙に強調されてる気が…