いろんな人に囲まれて、祝われて、とても嬉しそうな清水くんがいました。



「あっ、そうか…」


たとえ形のあるプレゼントじゃなくても、
気持ちがこもってれば誰だって嬉しいものですよね。



「冬真は友達多いからねー。」


「そうですよね。うん。」


「んで人が多かったからこっちに逃げてきた訳よ。」


おめでとう!っていう気持ちが
清水くんにたくさん伝わればいいんですもんね。


「気持ちをこめれば伝わりますよね。」


「そうですね。汐莉ちゃん聞いてなかったんだよね。」



形のあるプレゼントを用意できない分、
たくさんの気持ちを清水くんに伝えましょう!



「冬真って大変だな…。でもこういう所が可愛いんだろうな。」


「ん?森くん、何か言いました?」


「何でもないよー。さて、いっぱい滑らないと合宿終わっちゃうよ!」


「はい!行きましょう!」




考え事がなくなってスッキリしたからか
転がり落ちていくこともなく、たくさん滑れました。