「そうなんですよね…。私、何も準備していなくて…」
「あたしお菓子ならいっぱい持ってきたよ!」
奈乃香ちゃんの持ってくるお菓子って…
「あのね、今回は親子丼風味のスナック菓子もあるよ!」
Vサインを作る奈乃香ちゃん。
どうだ!と言わんばかりにポーズを決めていますが…
「親子丼風味ってのは…なぁ。」
さすがに春南ちゃんもこれには心配している様子。
うんうん。
そりゃあ初めて聞きますもんね。
「あのさ、汐莉がプレゼントになっちゃえば?(笑)」
「それいいと思う!あたし、よく分からないけど!」
「でも亜依、奈乃香。汐莉は意味分かってないよ?」
3人の会話についていけないって顔に出ていたのか、春南ちゃんから助け船が。
「汐莉がプレゼントになっちゃうってこと!」
「私、プレゼントになれませんよ?」
だって、私は物じゃありませんもん。
プレゼントになるって言うのは、難しいんじゃ…
「……はぁ。まぁ、明後日は私たちが汐莉にいろいろしてあげる。」
「いや、私が清水くんに何かしてあげないといけないんですよ?」