「やっぱりお菓子しかありません…」


「…………うん、じゃあそれもらっとこうかな……」



なんて考えていたらあっという間にリフトはさっきの場所まで戻ってきました。


「清水くん、着きましたよ?降りないと。」


「うん……はぁ。」




戻ってはきたものの、亜依ちゃんたちはどこにも見当たらない。

だけど安達くんは近くの休憩所にいたらしく、私たちに気づいて来てくれました。



「おかえり。」


「ただいま。あのさ、俺って影薄いかな?」


「なんで?」


「汐莉が俺の話聞いてくれな「あっ、亜依ちゃーん!」



安達くんと清水が何か話している時に亜依ちゃんたちが戻ってきました。
そこには森くんもなぜか一緒にいて

「汐莉ちゃーん、大丈夫だった?」


「お恥ずかしいところを…。私は大丈夫です!」


「良かったね。ところでさ、冬真どうしたの?」


「うん…いや…何でもないよ…」



何故か元気がない清水くん。

やっぱり何かプレゼントあげた方が良さそうですね。