止まろうとして見事に転んだ私。


だいぶ滑ってきてしまったみたいで、さっきいた場所が遠くに見える。




「汐莉!大丈夫?」


「はい!でも怖かったです…」


「でも良かったよ、止まれて。
もう少し滑ってったらあの森の中で遭難してたよ。(笑)」




清水くんが指差した先を見ると、大きな木がたくさんあった。

危なかったんですね…



「さて、戻りますか!」


「そうですね!」



私たちはリフトに乗って上まで登って行きました。





が、その時。



私は驚きの事実を知ったのです。




「そういえば前から聞こうと思ってたのですが
清水くんって誕生日いつですか?」