それからもグループでの話し合いを進め、
いよいよ当日!!
そう、スキー合宿の日です!
前日からそわそわな私はバスの中でどうやら寝てしまってたらしく、
気づいたらもう着いていました。
そして只今、滑るための準備中。
「これだけ着込めば寒くないですかね?」
「大丈夫だよ!もしかして、汐莉は初めて?」
「はい…。だから滑れるか心配で…」
「じゃあ、清水くんに教えてもらいなよ!」
それはいい考えなんですが、そしたら清水くんが楽しめないと思います。
だって私、なんにも分からないんですもん…
「はいっ!じゃあ清水くんのとこに行くよ!!」
亜依ちゃんは私の手をとるとズンズン引っ張って行きます。
奈乃香ちゃんや春南ちゃんはどんどん遠ざかっていくばかり。