『まもなく2番線のドアがしまりまーす。』



―プシュー




ま、間に合った…

この電車を逃すと遅刻ギリギリなんですよね。



ふぅー
良かったー。




「おはよー。朝からお疲れさま。」


視線をあげるとそこには清水くん。

私、全力疾走してきたから髪の毛ぼさぼさ。




「おおおはようございます!!」



慌てて、てぐしで髪を整えるけど絡まっちゃってなかなか直らない。



「あーあ、慌てると余計に絡まるよ。」


そう言いながら私の髪の毛へと手を伸ばす。



ドキドキします…///



「顔、赤いよ?大丈夫?」


「あ、暑いですねー。」


「今、冬だよ。」


「あはは…」