銀色の、雨ふる国


オレとリルカが-珊瑚色の雨ふる国-から離れて割とすぐに

その『土地』は危険地帯として-eden-に管理され

一般人が足を踏み入れることは出来なくなった。



国がその土地を諦めるしかなかった時

銀色の雨は肌を刺激するどころではなく

皮膚を溶かす硫酸の雨に変わりつつあり



多くの金属を溶かし、有機物を腐食させはじめていた。