まだ夕方過ぎだ。
こんな時間に来るならどうせだからたまには晩御飯でも作ろうと、近所のスーパーへと足を向ける。
その間に來玖さんに電話をかけた。
献立は何が良いか聞く為だ。
電話帳から來玖さんの番号を指定して、耳に充てる。
「はい。」
流石に度肝を抜かれた。
だってコール音がするかしないかで出たよ、この人は。
「も…もしもし?出るの早くない?」
「もしも廻音から電話がきた時に、俺が出るまで呼び出しながら廻音が寂しがっちゃいけないと思ってずっと張り付いてた。」
「そう…なんだ。晩御飯作るけど、何が食べたい?」
「廻音が作るならゆで卵でもお茶漬けでもいいよ。」
「そう…なんだ。」
「冗談はおいといて、海老フライが食べたいな。」
…冗談ですか。
こんな時間に来るならどうせだからたまには晩御飯でも作ろうと、近所のスーパーへと足を向ける。
その間に來玖さんに電話をかけた。
献立は何が良いか聞く為だ。
電話帳から來玖さんの番号を指定して、耳に充てる。
「はい。」
流石に度肝を抜かれた。
だってコール音がするかしないかで出たよ、この人は。
「も…もしもし?出るの早くない?」
「もしも廻音から電話がきた時に、俺が出るまで呼び出しながら廻音が寂しがっちゃいけないと思ってずっと張り付いてた。」
「そう…なんだ。晩御飯作るけど、何が食べたい?」
「廻音が作るならゆで卵でもお茶漬けでもいいよ。」
「そう…なんだ。」
「冗談はおいといて、海老フライが食べたいな。」
…冗談ですか。



